【 漫画 】
鬼滅の刃（完結23巻）
家族のとこへ帰るんだろって励ますのが、育手の爺ちゃんを亡くし兄弟子を斬り、もう帰る場所のない善逸がいうんだな……
隠は戸惑うばかりだし、伊之助も刀は抜いたけどどうしても斬れない
というか、伊之助が相手によって斬れなくなったってところに、人としての成長を感じたわ
鬼化したとわかった瞬間に殺すべきだと判断し、正気を失った炭治郎を刺せた義勇さんは、やっぱり他の階級とは覚悟が違うんだなって思ったり
なんとなくだけど、柱の他のみんなも、たぶん同じことができるんだろうな
あんまり書くのもあれなのでだいぶ飛ばしますが（マジでキリがない）
終わってから善逸伊之助を自宅に呼連れて帰ったの、二人に帰る家がないからってのもあるだろうけど、炭治郎は禰豆子を一人にしたくないんかなぁ、と感じたりした
炭治郎は痣者だから、おおよそ自分の寿命がわかってるわけだし
そのとき禰豆子と二人暮らしだと、炭治郎を看とるのは当然禰豆子になるし、みんなに連絡をやるのも、炭治郎を看取ったばかりの禰豆子がすべて一人ですることになってしまう
家族の亡骸をたった一人で目の当たりにし、悲しむ暇もなく全てを受け止めざるをえなかった炭治郎からしたら、
何年も自我を失っていたとはいえ、自らも鬼に襲われ家族を惨殺されるのを目の当たりにした禰豆子に、たった一人残った血縁の自分が亡くなるところなんか、一人で受け止めさせたくなかったのではないだろうか
ようやく戻ってきた禰豆子に、そんな孤独や辛さを味わわせられるわけないよな…と思ったりした
禰豆子はなにせ頭カチコチ炭治郎の妹なので、頑固だろうし
炭治郎が亡くなって、もし蝶屋敷や他の家においでと誘われたとしても、家族との思い出があるあの家から離れることはなかった気がする
一人でも住むとか言い張ってみんなをヒヤヒヤさせそう
でも善逸と伊之助が一緒に家にいてくれれば、炭治郎がいなくなった悲しさを禰豆子が一人で背負わなくて済むし
泣きながらであれ二人はきっと傍らで禰豆子を支え助けてくれるだろうし、自分と同じくらい禰豆子のことを心配してくれるに違いないわけで
炭治郎はあの二人を本当に信頼してるんだなぁと思った
ていうか
女の子踏んで平気な顔してたあの伊之助が
同じ隊員相手でも平気で刃を向けていたあの伊之助が
他の隊員たちの亡骸みて泣いて怒って、禰豆子に怪我させた鬼化炭治郎に泣きながら怒ってたの、なんかもう、伊之助はちゃんと人間になれたんだなぁってなった
猪に育てられはしたけれど伊之助はれっきとした人間で、捨てられたわけじゃないという実感ももうしっかり持てていて、『自分と自分以外』みたいな考え方から人と関わることによって『仲間』の概念ができていったの、人としての情緒ができたんだなと感じた…
伊之助は深く他者を知る機会がなかっただけで、理解できればちゃんと慮れる子なんだな
鬼殺隊に入って人関わるようになってから、スポンジが水を吸うみたいに急速に人との関係について学んで一気に人らしくなった感じがする
きっと子分の一人って言い方をするんだろうけど、伊之助は炭治郎がどれだけ禰豆子を大事にしてるかを完全に理解してるし、自分としても妹みたいに思ってたんだなぁとホロッときたわ
最後の最後は賛否両論あったっぽいんですが
現代編への転換にびっくりした人が蛇足と受け取ったか、むしろこっちがもともと作者が伝えたかったメッセージだったと取るかは、人によったのかなぁと感じた
個人的には、後味悪くなく綺麗に終わったのでよかったなぁと
どんなに残酷なことがあってもどれほど打ちひしがれても、生きている限り人生は続いていくし、続く限りは生きていくしかない
そしてそれはそんな捨てたもんじゃなくて、自分以外の誰かもそうだし、もしそういった誰かと一緒に頑張れたらとても心強いし美しいことだよねっていう
主題は人生賛歌だったんだな
ゴールデンカムイ（24巻）
源次郎ちゃん＆インカラマッよかったねぇ…
月島さん占い聞かなくてよかったの
鯉登少尉は時々的を射たことを言うよなー
健康的じゃないんだよな、ほんとそれ
お調子者の郵便屋さんがかわいくて笑う
海賊ちゃん笑って話してるけど、なにげに重いことだよな
病気で家族を失ったっていう同じバックグラウンドなのに、杉本の受け止め方とのこと違い
ていうか、やっぱり杉本はわりとちゃんとした普通の暮らしの家だったんだな
一方そのころ……の、菊田＆宇佐美のひどさよ（主に宇佐美）
なにこの高低差
ていうかこれ大丈夫？ 大丈夫なの？
「鶴見中尉殿のあの言葉…このことだったのか！！」
じゃないよしっかりして菊田さん、頼むからツッコんで
「何なんだこれはッ」×２
こっちのセリフだよ宇佐美マト〇ックスかよ
それはともかくまともな感じで終わったので、色々と札幌に集まるであろう続きが気になります
続きの感想はこちら
（25・26・27・28・29・30・31巻）
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